「ドラゴンへの道」The Way of the Dragon

タイトルだけだと、どれがどれだかわからなくなるブルース・リー映画。これは、ブルース・リーがマフィアに店を売るよう嫌がらせを受けてるローマのチャイニーズレストランの用心棒になって、最終チャック・ノリスとコロッセオで闘うやつ。
「ドラゴン危機一髪」、「ドラゴン怒りの鉄拳」の大ヒットにより、ブルース・リーはニュープロダクション設立。本作ではブルース・リーが監督、脚本、主演、武術指導まで務めた。「ドラゴン危機一髪」以降のお馴染みの俳優も引き続き出演。屋台ガール、ノラ・ミャオ、ラベンダーシャツのバカ息子、一緒に住んでた人。「ドラゴン怒りの鉄拳」から登場の悪人に取り入るおとぼけの人も、コメディ味アップして同じ立ち位置で再登場。
ブルース・リーがローマ女性に誘われて部屋の鏡でパンチ素振りをするシーンがある。素振りが速過ぎて見えない。え?見えない。とこちらの驚きを見透かして何度も素振り。全部見えない。見えない素振りを楽しむ時間。
ローママフィアが銃を持ってるんで、こちらにも何か武器を。ノラ・ミャオがここでは普通に銃を買えるわと言ってたけど、ブルース・リーが銃を使うなんてな。今回の新鮮な武器が削って尖らせた割り箸的なもの。ブルース・リーの手作り。それがかなり有効。持ち運びもしやすいしな。ビシバシと相手の急所を突く!
そして、今回からダブル・ヌンチャク出た!!

レストラン裏に回って、わらわらいるローマのチンピラ達をブルース・リーひとりで叩きのめす。最後のチンピラがマンマ・ミーア!とヌンチャク拾って反撃を試みるんだけど、ヌンチャクを舐めちゃいかん。振った途端に自分の顔に当たっちゃうのが素人の定番。で、なんなく全員ぶちのめした。
その後もチンピラ達が攻撃に来るんだけど、何度でもブルース・リー勝利。だのに、マフィアがしつこい。諦めない。で、ブルース・リー対策にアメリカから最強の男を呼び寄せる。それが、チャック・ノリス。
コロッセオ対決!広いコロッセオ風景からのズームアップで、一角に立つ道着姿のチャック・ノリスいたーー!

今までのチンピラなんて相手にもならなかったんだけど、チャック・ノリスだけは別格。対決の前にウォーミングアップの時間もちゃんと取るふたり。これはマフィアのレストラン強奪から発せられている闘いではあるのだけど、ふたりは純粋な武闘家同士の闘いとして勝負するのだ。
なぜか仔猫が見守る中、ニャー!声によって試合開始。ビシバシ闘っていたふたりだが、チャック・ノリスが右腕、右脚負傷。もう立つことさえままならなくなる。もう止めておけと促すブルース・リー。仔猫も真顔。お互い恨みなんてない、純粋な闘いのみのふたり。止めてもいいはず。しかし、チャック・ノリスは最後までやると。真剣勝負に命を懸けるふたりなのだった。怪鳥音響き渡る、ふたりの崇高な闘いを見届けてくれたまえ。

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