映画「ロッキー3」
監督・脚本:シルヴェスター・スタローン
キャスト:
カール・ウェザース
バージェス・メレディス
ミスター・T
※ネタバレを含みますので、ご注意ください。
こえーーーー。怖すぎるミスターT。&髪型おかしい。モヒカンっていうより、ちょんまげスタイルに近い。いかにロッキーでも勝てそうもないように見える。そして、長年ロッキーに寄り添っていたベテラントレーナーのミッキーも実はそう思っていたことが発覚!
宿敵アポロとの試合から10度の防衛を果たし、今や大スターとなったロッキー。ロッキー1のロードワークで階段を駆け上がった、あのフェラデルフィア美術館正面に自身の銅像が設置されるまでに。その設置式にて引退表明をするのだが、そこにミスターT扮するラングが「弱いやつばっかと戦ってんじゃねー。一番強い俺とやれ!」と突っかかってくる。ミッキーは白状する。「そうだ、弱いやつらと組んでた。あいつとは勝ち目がない。」そうだったんだ。。。
それでもラングとの試合を受けることに。試合直前の通路でロッキーとラングの小競り合いが始まってしまい、ミッキーがラングに小突かれる。うっ、とうずくまるミッキー。この小突きがきっかけかは定かでないが、その場で心臓発作を起こしてしまう。心配しつつ、とにかく試合に行くロッキー。ミッキーの言った通り、ラングにガシガシにやられ、KO負けする。
ミッキーはそのまま天国へ。。。おやっさん!!
いえ、皆ミッキーと呼んでますが、自分的にはおやっさんだったので、ミッキーの死につい呼びかけてしまった。しゃがれ声に熱い眼差しの名トレーナー役。素晴らしすぎる俳優さんと思う。
ミッキーの死、弱いやつと組んでた、俺はもうダメだ。。。落ち込むロッキーの前に宿敵アポロが現れた。ロッキーとの死闘の後引退していたアポロ。ラングとリベンジマッチをやるんだ、俺がトレーナーになると励ます。
大スターのロッキーは豪華な邸宅とファンシーライフに慣れ切っていたので、ハングリーさを失っているとアポロが指摘。
「おまえは虎の眼を失った。」
そう、Eye of the Tiger! ロッキー3のテーマ曲なんす。
しばし、お楽しみをどうぞ。
リベンジマッチに向け、ロッキーのトレーナーとしてビシバシやるアポロ。スパーリングしたり、一緒にダッシュしたりと自ら動いちゃって、見ているこちらとしては引退したとは思えない、その現役感にビビる。君が出なさい!と言う感じの筋肉隆々とスピード感。
そんなアポロの熱いトレーニングにも係わらず、ロッキーは身が入らない。アポロもそのやる気のなさに、虎の眼が戻らないと見切りをつける。
ここで、エイドリアン。弱いやつとだけ対戦していた俺は本当は弱いし、前は失うものなんかなかった、今は失うのが怖いと弱音を吐くロッキーに活を入れる。ミッキーはセコンドとして正しい選択をしただけよ、あなたはチャンプよ。お金なんてなんだっていうの、と早口でまくし立て、ゴリゴリマッチョのロッキーに全く負けていない。
思えばロッキー1で自分なんて、といつもうつむき加減だったエイドリアン。今や母となり、自信と美しさを身に着けたエイドリアンを見よ。ロッキーの不調に真正面から対峙するその姿の凛々しさよ。
エイドリアンの活入れにより、気持ちを切り換えることができたロッキー。
聞こえてくるメロディ。テッテテテテー、テーレレレー、テッテテテテー、テーレレレー。。。テーレテー、テレーテー、テレレー、レレレー、テーレレレテレーのロッキーテーマ曲と共にトレーニングに身を入れる。
いざ、リベンジマッチへ!