実物の迫力。それはヒトダマではない。

大倉集古館の春

大倉集古館

2024年

 

横山大観の夜桜。これだけを目当てにぎりぎり駆けつける。

 

 


参りました。
他には辰年に合わせて龍の展示なんかもありましたが、それらは置いといて。

実物を初めて見た。震えました。

この迫力。幻想の空気。そこだけ別次元。

実物を見る前の私。灯火がヒトダマにしか見えず、暗く怖い絵の印象だった。

しかし、目の前の夜桜を見よ。

鮮やかに照らし出された夜桜に生命の喜びを見た。打ちのめされた。横っ面ビンタ。

お化けの入り込む隙ゼロ。優雅な夜の宴の華やかさのみ。これだから実物見るべし。もう一度、実物見るべし。