アート

赤い絨毯とボクシングリング。そして巻きとられる。

ホアキン・イバルス展イバルス マルチプル@セルバンテス東京 2024年 千代田区にあるスペイン語関連スペースにて、映像や立体物の展示。オープニングでは作者自ら会場でパフォーマンス。 丸めた赤い絨毯を肩に観客を物色。四人集めるとロープを持たせ、即席…

マティスパワー今年も。

マティス自由なフォルム@国立新美術館 2024年 昨年の東京都美術館のマティス展に続き、2年連続のマティスの大きなエキシビション。切り絵もたっぷり見たし、ロザリオ礼拝堂とわりとダブっているようにも思い、今回はパスしようと思っていたところ、ダンスシ…

マティス、マティス、全部マティス

マティス展@東京都美術館 2023年 "マティスとその仲間たちたち"的な展示ではなく、マティスばかり。作品数も多くて大満足の大回顧展。マティスは印刷物と実物が全然違うので、行くべし!初期の印象派のような風景画の柔らかい色彩にも色の組み合わせや構図…

驚きの大哺乳類コレクション

大哺乳類展3@国立科学博物館2024年 哺乳類が一堂に会しているという情報。急がねば!国立科学博物館の3階は常設でボリューミーに剥製が展示されていて、このフロアが元々大好きなのだが、今回の特別展示室には、さらに、さらに、これでもかとボリュームたっ…

未来への記憶 - 三島喜美代 ゴミアートと呼ばれるもの

三島喜美代 未来への記憶 @練馬区立美術館2024年 前回、池上秀畝展で初めて練馬区立美術館に行き、そこで陶の空き缶や新聞紙のインスタレーションで知られる作家が次回展示だと知った。楽しみに待っていた。 段ボールはセラミック製。 三島喜美代。作家名は…

詩情溢れる日本画:秀畝の世界へ

池上秀畝展@練馬区立美術館 2024年 練馬区立美術館は初めて来たかもしれない。西武池袋線中村橋駅から歩いてすぐの公園内にあった。 練馬美術館 熊の木がお知らせ 公園内には動物や植物の大きな置物が配置されていて、子供たちが動物に股がって遊んだりして…

アダン、それは何だ? 田中一村展

田中一村展 奄美の光 魂の絵画 @東京都美術館 2024年 いくつか一村の作品は見たことがあった。今回は全てが一村の回顧展。会期開きすぐに飛んで行った。 年代順に素直に展示されている。神童と呼ばれた幼い頃の墨絵等、昆虫の形を筆でさっさっと描く力量。…

ジャン=ミッシェル・フォロン 帽子を被った紳士たち

ジャン=ミッシェル・フォロン 「空想旅行案内人」 @東京ステーションギャラリー 2024年 Jean Michel Folon やわらか~い色彩、こっち向いてるリトルハットマン。 素敵なエキシビションですな。 冒頭、鳥人間(勝手に命名。リトルハットマンだけど)が気持…

記憶の冒険: 田名網敬一のアート展示を通じて感じた恐怖と美の狭間

田名網敬一 「記憶の冒険」 @国立新美術館 2024年 いやぁ~ 参りました。 田名網さんのイラストレーションは自分にはちょっと恐い感じがあって、変にあたってしまうんじゃないかと行くのに躊躇していたのだが、これだけの展示も中々なかろうと行ってみるこ…