薄い氷上を巨大トラックが走る!ちょっとで割れるぞ、アイス・ロードの救出作戦

映画「アイス・ロード」

 

監督・脚本:ジョナサン・ヘンズリー

キャスト:

リーアム・ニーソン

ローレンス・フィッシュバーン

アンバー・ミッドサンダー

ベンジャミン・ウォーカー

 

 

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

鉱山でのガス爆発事故。閉じ込められた労働者26人を救助するため、岩に穴を開ける巨大装置を届けなければ。現場には滑走路がなく、ヘリも重量オーバーになるため空輸が出来ず、陸路しかない。装置を運ぶ大型トラックは凍結した湖の道、通称アイス・ロードを通過することになる。4月中旬。氷は緩くなっている。酸素が持つのは30時間。死の道と化したアイス・ロードを無事通過し、労働者達を救うことができるのか?

 

リーアム・ニーソンローレンス・フィッシュバーンの渋い共演。薄いパリパリの氷を巨大トラックが通る!めちゃめちゃ面白そうじゃないか。

 

リーアムとフィッシュバーン豪華共演。期待が高まる。

大型トラックは3台用意される。それぞれに巨大掘削装置を積む。穴を開けるのは1台ですむのだが、アイス・ロードを無事通過できないかもしれないので予備も含めて3台だという。通過できないってどういうことだ?それは氷が割れて湖に沈むことを想定している。

 

とんだ命掛けの仕事だが、リーアムは弟と共に高い報酬を求め、フィッシュバーンは鉱山の労働者達と親しく、他人事じゃないと。もうひとり、腕のいいドライバーの原住民女性タントゥーは兄が現場で閉じ込められているので行くという。ぐるっと囲み目アイラインが濃い、気の強そうな女ドライバー登場。ストーリーをかき回すに違いない。

 

原住民の女トラック野郎 タントゥー

4名プラス保険会社のバルネイがタントゥーのトラックに同乗し、3台はアイス・ロードを出発する。

 

「楽勝に見えるけど?」

バルネイが単調にも思える広大な氷の景色を見て言う。スピードが速すぎても、ゆっくりすぎても氷が割れる恐れがあるとタントゥー。

 

直後、フィッシュバーンのトラックエンジンが不調。氷上で止まってしまう。止まると沈む恐れが。他2台のトラックにつないで牽引することに。しかしその前に後輪が沈む。やばいです。フィッシュバーンの足がロープに引っかかり、トラックと共に氷下に引きづられていった。。。なにーーーっ、大物が序盤で退場。出演時間の短さに驚く。

 

氷がバンバン割れていく。逃げろーーー

トラックが沈んだ衝撃で、アイス・ロードにバリバリと亀裂が入っていく。トラック2台は亀裂から逃げるため走るが、2台共にアイスロードで横転してしまう。もうダメだ。。。

 

ブルネイはもう中止しようと言うが、氷の薄い道を戻ることはもう出来ないし、半分は通過した。このまま行くとリーアム。

 

ここでブルネイが変貌。タントゥーがフィッシュバーンのエンジンに細工したと嘘をつき拘束。次にリーアムと弟をトラックの荷台に閉じ込めて置き去りにし、爆弾を仕掛けて殺そうとする!え、殺人?ブルネイは実は鉱山の責任者に命じられ、救出作戦を阻止しにきたのだった。フィッシュバーンのエンジンに細工したのもこの男だった。

 

しかしだ、リーアムは死なない。弟と共に危機一髪、難を逃れる。

 

この悪役ブルネイ。なんだか悪役として深みがなさすぎるんだが?役者がふっくら顔でいい人顔なのは序盤ではよいとして、悪人と明かされてからも表情とか行いがすごみもなくて、既に3人殺めようとした人間の怖さが伝わってこないのです!全く怖くないっす。冷たい賢さとかも感じられなくて、アホっぽいです。リーアムの敵じゃない。タントゥーの方が強そう。配役ミスか、演技不足か。言いたい放題です。

 

緊迫感が薄れる、怖くない悪役

 

それに。。。恐怖のアイスロードどこいった?もうずいぶんと普通の雪道なんだけど。

 

と、色々ありまして、もう時間がない。労働者ぐったりモード。リーアム、さぁ急いで!