「理由」

法廷物と思って観ていたら、サスペンスだった。
元弁護士のハーバード大学教授ポール(ショーン・コネリー)の元に老婦人が現れる。白人少女の強姦殺害事件で死刑判決を受けた孫の黒人青年ボビーアール(ブレア・アンダーウッド)を助けて欲しいという依頼。無実のボビーアールは取り調べで暴力を受け、ロシアンルーレットで脅されて自白を強要されたと言うのだ。
ポールは妻(ケイト・キャプショー)からの強い勧めもあって現場入り。事件を担当した刑事や弁護士に会うも、初めから犯人と決めつけていたような対応だったことに疑問を感じて新たに調べを進めると、ボビーアールが以前に白人女性の誘拐容疑で捕まっていたことが分かる。しかもその事件を担当した検察官が妻だったのだ。結果は不起訴となったものの、大学の奨学金を取り消されてしまっていた。
なぜ黙っていた?と妻に聞くと、法廷で被害女性とボビーアールを捕まえた警官が付き合っていたことが出て、体制を整える為に妻は24時間の休廷を求めたのだった。その日留置場に入れられたボビーアールは刑務官らから入院するほどの暴行を受けていた。妻には罪の意識があり、罪滅ぼしにボビーアールを救いたい気持ちがあったのだった。
優秀な黒人青年の冤罪事件。自白のみで血液検査もテキトー。覆われた人種差別が背景にあるのか?これはいかんよ、と正義のポールは力を尽くしていくのだが。。。
キャスティングがいい。
黒人嫌い刑事と言われてる人が黒人。ロシアンルーレット刑事役ローレンス・フィッシュバーン。訪ねてきたポール教授にこの表情で対応。めちゃムカつく刑事を演じて場を盛り上げる。

そして!最大の見物が、エド・ハリスのイっちゃってる連続殺人死刑囚役。刑務所内でヒーハー!と騒ぎまくり、大活躍を見せる。怪演。こんなぶっ飛んでる役も出来るとは。演技幅の広さにあっぱれです。

孫を救ってと現れるおばあ様。礼儀正しくもあり、ゴリ押し凄しのグランマパワーで印象的。後半どこいったんでしょう。グランマの意見聞きたい。

ショーン・コネリーの娘役で子役時代の可愛らしいスカーレット・ヨハンソンも。