映画「ゴジラ-1.0」

米アカデミー視覚効果賞受賞のゴジラ。
昭和を感じる懐かしい霞んだ色合い。「ALWAYS 3丁目の夕日」のテイスト、ここにゴジラ!
ゴジラ映画をきちんと見たことはそれほどないのだが、もちろんゴジラは知っている。
が、自分のゴジラ像と違うものが現れる。リアルな生物という感じで肩回りとか筋肉すごくて、人間敵わない感じ。どうなるのでしょうか?アメリカも助けに来ないと言う。日本だけでなんとかしなくては。
特にビジュアルが変更されている背中のデザイン。背中のトゲが植物の枝のように成長しまくっていて、やけに長いのですが?この大げさになったトゲトゲによって、海でゴジラがこちらに泳いでくるシーンが面白い。犬掻きならばゴジラの顔も出るはずだが、トゲトゲだけがズズーッと移動する。ワニ的に進んでいるのかも。ジョーズのごとく、水面に飛び出すトゲトゲがこっちに来る、来る、と怖さアップ。
しかも青く光る。放射能だよね。怖っ。
立ち上がった時、ぬめっと、しかもなめらかに動く感じも怖い。
とにかくゴジラが強すぎて、勝ち目ゼロの絶望感しかない。
どうやって日本チームが勝てるのか?といつの間にか応援モードに。
神木隆之介君はいつまでも子役と思ってしまうのだが、完全に大人役。
幼子の明子可愛い。
でも、やっぱりゴジラ。あんなに壊しまくって、死者多数。でも、このやろーー!とかならないのは何なんでしょうか。ゴジラは哀しい生き物なんだよね。